<回復期リハビリテーション病棟について教えてください>
大腿(だいたい)骨骨折や膝関節・股関節の損傷、脳梗塞などの脳血管疾患による後遺症を抱えた患者さんが、寝たきりになるのを防ぎ、住み慣れた家庭で日常生活を送れるよう、集中的にリハビリを施す専門病棟のことです。退院後の「在宅生活というゴール」に向けて、患者さん一人一人の症状・状態に合わせたプログラムを作り、起床、洗面、着替え、食事、入浴、自立歩行など日常生活に必要な動作ができるように訓練や治療を行います。
大腿(だいたい)骨骨折や膝関節・股関節の損傷、脳梗塞などの脳血管疾患による後遺症を抱えた患者さんが、寝たきりになるのを防ぎ、住み慣れた家庭で日常生活を送れるよう、集中的にリハビリを施す専門病棟のことです。退院後の「在宅生活というゴール」に向けて、患者さん一人一人の症状・状態に合わせたプログラムを作り、起床、洗面、着替え、食事、入浴、自立歩行など日常生活に必要な動作ができるように訓練や治療を行います。
胸やけしたり胃酸が込み上げたりするなどの逆流症状を来す疾患を「胃食道逆流症(GERD)」といいますが、その中で食道に炎症を認めるものを「逆流性食道炎」、炎症を認めないものを「非びらん性胃食道逆流症(NERD)」と呼びます。
手足のしびれは、脳神経外科でよくみられる症状の一つです。医療機関を受診するべきかどうかですが、しびれが長く続く場合や、しびれが段々と強くなるようであれば受診したほうがよいでしょう。また、急にしびれが起こって、それが持続する場合は、脳や脊髄の病気も考えられるので、早急に受診する必要があります。
眼科では、さまざまな治療の折に、視力検査を勧めます。視力に不安がないと断る人もいますが、視力検査からはさまざまなことがわかります。単に「視力」といっても眼科で測定する場合は裸眼視力だけではなく、近視や遠視、乱視などの屈折異常、さらに矯正レンズを当てた状態で良好な視力が得られるかどうかの検査まで行います。医療機関でしかできない検査も多いです。
RSウイルスは「呼吸器合胞体ウイルス」とも呼ばれ、一般的には乳幼児の呼吸器感染症の原因ウイルスとして知られています。RSウイルスは、2歳までにほぼすべての乳幼児が罹患し、何度も感染します。秋から冬にかけて流行し、5日ほどの潜伏期間を経て発熱、鼻水、せきなどの症状が出ます。
アトピー性皮膚炎は、元来のアレルギーを起こしやすい体質と環境要因(花粉、乾燥、ストレスなど)が相まって肌のバリア機能が低下することで起こり、症状が良くなったり悪くなったりを繰り返す皮膚疾患です。
帯状疱疹は、子どもの頃にかかった水ぼうそうウイルス(水痘・帯状疱疹ウイルス)が背骨に近い神経に長期間潜んでいて、加齢や疲労、ストレスなどにより免疫機能が低下したときに、ウイルスが再び目覚めて発症し、潜んでいた神経の領域に沿って痛みを伴う水疱(すいほう)が出現する病気です。
高齢になると、不眠に悩む方が増えてきます。高齢者は若年成人と比べて眠りが浅くなり、途中で目が覚めやすくなるため、布団に入っている時間のうち実際に眠っている時間の割合(睡眠効率)が低下しやすくなります。
その他に高齢者の不眠の原因としては、身体活動の減少、昼寝の増加、体の病気による痛み・呼吸困難・かゆみ・頻尿、服用している薬の影響、そして精神疾患などが挙げられます。
春はダニアレルギーと花粉症の季節です。北海道の花粉症、特にシラカバは、4月中旬〜5月下旬がピークです。本州に多いスギ花粉はわずかで、ハンノキ、シラカバなどカバノキ科の花粉症が主体です。その頃には鼻水や鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみなどの花粉症の症状とともに、せきが長く続いて来院される患者さんが増えてきます。
膝の人工関節手術や骨切り術、靱帯再建術といった整形外科手術を受ける患者さんが、病院や医師に強く望むのは「疼痛=痛み」の緩和です。
かつては、手術を受けたら術後に痛みがあるのは当然と思われていました。手術中は麻酔が効いていて痛みを感じませんが、術後に麻酔が切れた後は我慢できないほど痛んだという患者さんも少なくありませんでした。
一般にうつ病に対しては、抗うつ薬による薬物療法と精神療法が行われます。適切な治療が約1年間実施されると、3分の2のうつ病が寛解(症状が落ち着いて安定する)状態になるまでに改善するとされています。難治性うつ病とは、残りの3分の1のうつ病を指し、一般的で適切な治療を行っても改善しないケースをいいます。
激しい下痢や嘔吐(おうと)の症状を引き起こすノロウイルスによる胃腸炎は、11月〜2月頃にかけて流行します。ノロウイルスは、わずかなウイルスの量でも体内に侵入すると腸内で爆発的に増殖します。そのため、体内にノロウイルスを侵入させないことが最も有効な予防法になります。
「物忘れが増えたので、自分は認知症ではないか?」と心配して受診される方が増えています。脳ドックでも、以前は脳卒中の予防が主な受診動機でしたが、近年は認知症の予防や早期発見を目的とされる方が多くなっています。