<子どものネット依存について教えてください>
スマホやタブレットなどが社会に広く普及する中、特に子どもたちがインターネットの使い過ぎで健康や生活に支障を来たす「ネット依存」が深刻化し、社会的な課題となっています。ゲームのやり過ぎで日常生活が困難になる「ゲーム障害」が2019年に世界保健機関(WHO)により新たな依存症として認定されましたが、ゲームはネット依存の問題の一部でしかなく、子どもたちが依存しているネットコンテンツは、会員制交流サイト(SNS)や動画閲覧、買い物などさまざまです。
スマホやタブレットなどが社会に広く普及する中、特に子どもたちがインターネットの使い過ぎで健康や生活に支障を来たす「ネット依存」が深刻化し、社会的な課題となっています。ゲームのやり過ぎで日常生活が困難になる「ゲーム障害」が2019年に世界保健機関(WHO)により新たな依存症として認定されましたが、ゲームはネット依存の問題の一部でしかなく、子どもたちが依存しているネットコンテンツは、会員制交流サイト(SNS)や動画閲覧、買い物などさまざまです。
まもなく夏本番を迎え、気を付けたいのが紫外線への対策です。一年のうちで最も紫外線が強いのは6〜8月です。紫外線はシミやしわの原因になったり、皮膚がんのリスクを高めたりするだけでなく、「脂漏性皮膚炎」や「酒(しゅ)さ」といった身近な皮膚疾患の悪化因子にもなります。
ジェネリック医薬品とは、後発薬のことで、薬の特許が20〜25年で切れた後、別のメーカーが同じ主成分(主剤)で作るものです。先発薬よりも安いため、近年シェアを大幅に増やしてきました。ただ、製造方法や主剤以外の成分(防腐剤などの添加物)が異なるため、先発薬と完全に同一とは言えず、医師の立場で実際に処方してみると、先発薬よりも効果が劣るケースや、後発薬同士を比べると効き目に差が感じられるケースも経験します(後発薬にも優秀な製品はあり、正しい知識で総合的に良い薬を使うことが大切です)。
肺炎は日本人の死因の第5位を占め、うち9割を65歳以上の高齢者が占めています。肺炎は主にのどや気管に炎症が出る風邪と異なり、身体に酸素を取り込む肺そのものが炎症を起こします。また、原因となる肺炎球菌は、 髄膜(ずいまく)炎や菌血症を起こすこともあり、65歳以上は特に重症化リスクが高くなっています。
食物アレルギーの中でも、近年急増しているのが「花粉-食物アレルギー症候群(PFAS)」です。花粉症のある人が特定の果物や野菜を食べたときに、喉がイガイガしたり、口の中がかゆくなったりする病気です。多くの場合は軽い症状で済みますが、まれに呼吸困難など全身性の激しいアレルギー症状(アナフィラキシー)を起こします。
胃がんを早期に発見する検査で、最も診断精度の高いものが「上部消化管内視鏡(胃カメラ)検査」です。胃の粘膜を直接観察し、形や色調の変化などから病変の有無を詳しく調べます。バリウム検査と比較したとき、胃カメラ検査の強みは「直接見て判断できる点」、「必要に応じて組織を採取しさらに詳しい検査ができる点」です。
粉瘤は、皮膚の下に袋状の構造物ができ、その中に本来皮膚からはがれ落ちるはずの角質や皮脂がたまる良性の腫瘍です。皮膚のできものの中でも発症頻度が高く、痛みを伴わないため、放置してしまう方がとても多い疾患です。粉瘤は体中どこにでもできますが、その原因は明らかではありません。粉瘤の表面には黒い点のような開口部があり、そこから不快な臭いのするペースト状の白い物質が出てくることがあり、独特な体臭や加齢臭の原因ともなります。
眼球はカメラと同じような構造になっています。瞳孔から入った光がフィルムの役割をする網膜に当たりますが、その中心を黄斑部と呼び、視力に関わる重要な部分です。
この黄斑部に膜が張る病気を「黄斑前膜」といいます。眼球の中にあるゼリー状の硝子体は加齢とともに徐々に液化しますが、その過程でこうした膜ができることがあります。また、網膜裂孔やぶどう膜炎といった他の病気に関連して発症することもあります。
これまで自分で通院を続けてきたものの、加齢などによる体力の低下や関節の痛みなどで歩けなくなったり、認知症が進行したりすると、通院が難しくなります。また、家族の付き添いや介助で通院できていても、家族も高齢になり介護力が低下してくると通院が困難になることもあります。
糖尿病の合併症で、放置すると徐々に進行する慢性腎臓病の一つです。血糖値が高い状態が長く続くと、血液をろ過し老廃物を尿として排泄する腎臓の機能が衰えます。ある程度進行すると、むくみや倦怠感などさまざまな症状がみられるようになり、最終的に「腎不全」となって人工透析が必要な状態に陥ります。
転んで頭を打ったり、強くぶつけたりした時、頭の中に出血する場合があります。けがをしてすぐに出血が起きた場合は、「急性の出血」あるいは「血腫」などといいます。一方、けがをしてすぐの検査では異常がなかったのに、受傷して1〜2カ月ほど経ってから徐々に頭の中に血が溜まってくる病気を「慢性硬膜下血腫」といいます。
人生のおよそ3分の1を占めるとされる「睡眠」ですが、日本人の4〜5人に1人が睡眠に悩みを抱えているといわれています。年齢を重ねるにつれて、〈寝付けない〉〈何度も目が覚める〉など不眠症に悩まされる方が増えますが、睡眠中の呼吸トラブルの一つ「睡眠時無呼吸症候群」や、睡眠中に体や体の一部が動いたり、声を出す「レム睡眠行動障害」もよくみられる睡眠障害の代表格です。
家族が認知症になると、介護者は困惑し、時に腹が立つこともあります。<忘れ物が増える><同じ問いが繰り返される><怒りっぽくなる>など、日々の変化に振り回され、どう接すればよいのか悩む場面は少なくありません。
医学的な視点からみる、認知症になった家族との関わり方の“一つのコツ”は、「症状の背景を想像する姿勢」です。本人の言動の裏には、何らかの理由があるのです。
寒い冬はしもやけが起こりやすい季節です。「手や足の指先が赤くなって腫れている」と訴えて来院される方が急に増えますが、診察するとしもやけであることが多いです。しかしながらほとんどの方が、しもやけだと自覚していないようです。しもやけであることを伝えると、「えっ?」と意外な表情をします。