<訪問診療・訪問リハビリとはどのような医療サービスですか>
これまで自分で通院を続けてきたものの、加齢などによる体力の低下や関節の痛みなどで歩けなくなったり、認知症が進行したりすると、通院が難しくなります。また、家族の付き添いや介助で通院できていても、家族も高齢になり介護力が低下してくると通院が困難になることもあります。
このような時に在宅医療が選択肢として上がってきます。在宅医療には、医師による「往診」や「訪問診療」だけでなく、理学療法士や作業療法士などによる「訪問リハビリテーション」、看護師による「訪問看護」などがあります。
訪問診療は医師が患者さんの住まいを計画的に訪問して、診療や治療、健康管理、療養上の相談などを行うことです。一方、訪問リハビリテーションは理学療法士などのリハビリ専門職が患者さんの住まいを訪問し、心身の機能の維持・回復、日常生活の自立を支援するためのリハビリを行います。通所リハビリテーションと違う点は、実際の生活環境に添った訓練ができること、利用者本人がリラックスして行えることなどです。
在宅医療は、病気を診るとともに患者さんの生活や想い、人生を支える医療で、希望があれば看取りも行います。患者さんや家族が大切にしていること、その時その時の想いを丁寧に聞き取りながら、可能な限り患者さんの要望・希望にかなった医療や支援を提供する医療サービスだと私は考えています。整形外科専門病院として地域医療に貢献してきた当院では、在宅医療にも力を入れています。ご高齢の方では骨折後に慢性の痛みで生活に支障が出る方もおり、病院での治療と生活を支える在宅医療両面での支えとなることを目指しています。骨粗鬆治療の継続は高齢になっても骨折予防のために大切です。通院が大変になっても訪問診療で治療を続けることができます。地域の訪問看護やケアマネジャー、薬剤師、かかりつけ医療機関などさまざまな職種とも密接に連携して、受傷から通院や入院、その後の在宅生活まで切れ目なく支援することが、当院の目指すところです。
医療法人 知仁会
八木整形外科病院
栗原 真紀 医師
