<「抗菌薬(抗生物質)」はかぜに効果がありますか?>
かぜの大半はウイルス感染によるものです。ウイルスは細菌よりはるかに小さく、構造や性質も大きく異なります。抗菌薬(抗生物質)はあくまで細菌に作用する薬であり、ウイルスには効果がありません。かぜに対して抗菌薬を服用しても治癒を早めることはなく、症状も軽くならないのです。むしろ、副作用として発疹や下痢などのリスクがあり、抗菌薬の不要な服用は体に負担をかけます。
かぜの大半はウイルス感染によるものです。ウイルスは細菌よりはるかに小さく、構造や性質も大きく異なります。抗菌薬(抗生物質)はあくまで細菌に作用する薬であり、ウイルスには効果がありません。かぜに対して抗菌薬を服用しても治癒を早めることはなく、症状も軽くならないのです。むしろ、副作用として発疹や下痢などのリスクがあり、抗菌薬の不要な服用は体に負担をかけます。
暑さが落ち着き、朝晩の寒暖の差が出てくるこれからの季節─秋口は、ぜんそくや花粉症など呼吸器の不調で来院される方が多くなる時期です。
季節によって症状が変動しやすい(季節性のある)呼吸器疾患の一つが「ぜんそく」です。夏場は調子が良かったため治ったと思い、定期の吸入治療を中断し、秋口に入り急に症状が悪化し始めたと訴える患者さんが増えてきます。
「自分は発達障害ではないか?」と自ら疑って精神科外来を受診する人が増えています。大人の発達障害とはどのような病態なのでしょうか。大人の発達障害は自閉スペクトラム症(ASD)と注意欠如多動症(ADHD)に大別されます。両者の特徴をもっている人もいます。
大腿(だいたい)骨骨折や膝関節・股関節の損傷、脳梗塞などの脳血管疾患による後遺症を抱えた患者さんが、寝たきりになるのを防ぎ、住み慣れた家庭で日常生活を送れるよう、集中的にリハビリを施す専門病棟のことです。退院後の「在宅生活というゴール」に向けて、患者さん一人一人の症状・状態に合わせたプログラムを作り、起床、洗面、着替え、食事、入浴、自立歩行など日常生活に必要な動作ができるように訓練や治療を行います。
胸やけしたり胃酸が込み上げたりするなどの逆流症状を来す疾患を「胃食道逆流症(GERD)」といいますが、その中で食道に炎症を認めるものを「逆流性食道炎」、炎症を認めないものを「非びらん性胃食道逆流症(NERD)」と呼びます。