<身体的な疾患が原因となって精神症状が出るケースを教えてください>
精神科で扱う精神症状は、気分の落ち込み(抑うつ)や高ぶり(躁)、不安、幻覚、妄想など多岐にわたります。「うつ病」や「統合失調症」といった精神科病名の診断で治療を行うことが多いですが、中には身体疾患が精神症状の原因となることがあります。
精神科で扱う精神症状は、気分の落ち込み(抑うつ)や高ぶり(躁)、不安、幻覚、妄想など多岐にわたります。「うつ病」や「統合失調症」といった精神科病名の診断で治療を行うことが多いですが、中には身体疾患が精神症状の原因となることがあります。
COPDは、日本語で「慢性閉塞性肺疾患」を意味します。タバコの煙をはじめとする有害物質を長い期間吸うことによって気管支に炎症が起きたり肺が壊されていく病気です。
ぜんそくは、呼吸時に空気の通り道となる気道が炎症を起こし狭くなり、ちょっとした刺激にも敏感に反応してしまう呼吸器疾患です。繰り返し起こるせき、ぜん鳴、呼吸困難などが主な症状です。
パーソナリティ症については診断基準がいくつかあります。まずは米国精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM-5)に基づいて概説します。そもそもパーソナリティー(性格、人格)の定義は難しいのです。しかし、定義して分類しなければ検討が難しいため、パーソナリティーとは「環境および自分自身について、それらを知覚し、それらと関係を持ち、それらについて思考する持続的様式である。広く社会的および個人的状況で示されるもの」とされています。
転んで頭を打ったり、強くぶつけたりした時、頭の中に出血する場合があります。けがをしてすぐに出血が起きた場合は、「急性の出血」あるいは「血腫」などといいます。一方、けがをしてすぐの検査では異常がなかったのに、受傷してから1~2カ月ほどたってから徐々に頭の中に血がたまってくる病気があり、これを「慢性硬膜下血腫」といいます。