<「抗菌薬(抗生物質)」はかぜに効果がありますか?>
かぜの大半はウイルス感染によるものです。ウイルスは細菌よりはるかに小さく、構造や性質も大きく異なります。抗菌薬(抗生物質)はあくまで細菌に作用する薬であり、ウイルスには効果がありません。かぜに対して抗菌薬を服用しても治癒を早めることはなく、症状も軽くならないのです。むしろ、副作用として発疹や下痢などのリスクがあり、抗菌薬の不要な服用は体に負担をかけます。
かぜの大半はウイルス感染によるものです。ウイルスは細菌よりはるかに小さく、構造や性質も大きく異なります。抗菌薬(抗生物質)はあくまで細菌に作用する薬であり、ウイルスには効果がありません。かぜに対して抗菌薬を服用しても治癒を早めることはなく、症状も軽くならないのです。むしろ、副作用として発疹や下痢などのリスクがあり、抗菌薬の不要な服用は体に負担をかけます。
暑さが落ち着き、朝晩の寒暖の差が出てくるこれからの季節─秋口は、ぜんそくや花粉症など呼吸器の不調で来院される方が多くなる時期です。
季節によって症状が変動しやすい(季節性のある)呼吸器疾患の一つが「ぜんそく」です。夏場は調子が良かったため治ったと思い、定期の吸入治療を中断し、秋口に入り急に症状が悪化し始めたと訴える患者さんが増えてきます。