2006年8月16日水曜日

「アンチエイジング」について

ゲスト/緑の森皮フ科クリニック 森 尚隆 医師

アンチエイジングとは、どんなことか教えてください。

 日本語で「老化・加齢に対抗する」という意味です。「老化」のメカニズムが医学的に解明されつつある現在、それを積極的にコントロールすることで、いつまでも若々しく、元気でいようというのがアンチエイジングです。アンチエイジングの研究や取り組みが本格的になったのは最近のことで、新しい医学の分野として注目されています。

「しみ・しわ」など老化の代表的な症状も治療できるのでしょうか。

 現在、アンチエイジング治療として代表的なのが「フォトフェイシャルIPL」や「レーザー」などを使用する光療法です。「光による皮膚の老化は光が治す」といわれていますが、紫外線などによるしみやしわなどに対し、光治療はある程度の効果を手軽にもたらします。「フォトフェイシャルIPL」は、しみや血管拡張、毛穴、小じわなどを同時に改善する総合的な治療で、すぐにメイクが可能なことも特徴のひとつです。さらに光治療は、肌のたるみにも有効で、真皮層のみに光が作用し皮膚を引き締め、コラーゲンを増生させることで、たるみやしわを改善させるという新しい治療法も出てきています。
 また、RF(ラジオ波)と呼ばれる電波を使い、今まで治療が難しかったデリケートな目の周りのしわを、安全に改善するという治療法が登場し、注目されています。これは、吸引しながら電極で皮膚を挟み込み、RFを流すことでコラーゲンが熱収縮し、損傷治癒機転が働き、コラーゲンの生成が増幅されるという新しい技術によるものです。
 深くへこんでしまったしわには、ヒアルロン酸などを直接注入し、盛り上げてしわを目立たなくさせる方法もあります。治療後の腫れや痛みも少なく、効果の持続期間も以前より長くなっています。注入法は深く目立つしわに対して効果の高い治療法といえます。
 現在、アンチエイジング治療のほとんどは保険適用外なので、効果や費用などを担当医とよく話し合って、納得して行うことをお勧めします。