2005年9月14日水曜日

「子どもの虫歯予防」について

ゲスト/庄内歯科医院 庄内 淳能 歯科医師

子どもの歯のケアについて教えてください。

 歯の管理は生まれた時から始まります。まれに、生まれた時点で歯が生えている子どもがいますが、これは先天性歯といい、多くの場合過剰歯です。反対側の歯茎を傷つけたり、授乳がうまくいかないことがあるので、すぐに小児専門の歯科医に行ってください。また、歯が生える前に口の中をガーゼでぬぐうお母さんがいますが、特に必要ではなく、むしろ傷つけたり、雑菌が入る可能性があります。
 歯が生え始めるのは生後6カ月くらいからです。最初の歯が生えたら、小児歯科へ行って、フッ素を塗布しましょう。子どもの場合はう蝕(虫歯)の進行が早いので、3カ月に一度は検診を受けるのが理想的です。離乳食で注意してほしいのが、一度大人の口に入れた食べ物やはしなどを子どもの口に入れないことです。虫歯はミュータンス菌によって感染するものなので、大人の唾液(だえき)のついた食品や食器で、赤ちゃんの口にうつしてしまう可能性が大きいのです。とはいえ、ミュータンス菌から一生守ることは難しいので、なるべく感染を防ぎながら、虫歯予防を徹底させなくてはいけません。

効果的な虫歯の予防方法を教えてください。

 予防のための定期検診は、子どもに「歯科医院=恐ろしい」というイメージを植え付けないためでもあります。検診では痛いことをしません。もし検診で虫歯を発見しても、小さな虫歯の治療で済むはずです。逆に虫歯が痛むようになってからでは、歯科医嫌いになり、ますます虫歯を増やすことになります。定期的に歯科医を受診していると、歯並びの異常や、将来歯並びに影響する舌の悪癖などを早期に発見できます。仮に矯正が必要になっても、早くに治療を組み立てられます。
 家庭での虫歯予防は、ブラッシングです。歯が一本でも生えたら、歯磨きのスタートです。大人がしっかりと磨いてください。「嫌がるから」と、きちんと磨かないと、歯磨きを習慣づけることができません。3歳ころからは自分で磨かせ、必ず大人が仕上げをしてください。小学校5年生くらいまでは、歯磨き後の仕上げ点検をしてあげてください。