2012年10月10日水曜日

世界初:アミノ酸測定によるがんリスク予測検査(AICS:アミノインデックス)


ゲスト/札幌駅前アップルレディースクリニック 工藤 正史 院長

AICSとはどのような検査ですか。
 AICSとは、Amino Index Cancer Screening(アミノインデックスキャンサースクリーニング)の略で、血液中のアミノ酸濃度から健康状態や疾病の可能性を明らかにします。健康な状態ではアミノ酸濃度は一定に保たれますが、がんの人では各種アミノ酸濃度バランスが変化します。この変化から子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん、乳がん、胃がん、肺がん、大腸がん、前立腺がんのリスクを予測します。一度の採血で複数のがんのリスクを同時に予測できます。ただし、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんは3種まとめて1種類の検査となります。
 現在、AICSは次の3種類で自費となります。①女性・5種(1.子宮・卵巣がん、2.乳がん、3.胃がん、4.肺がん、5.大腸がんのリスクを調べます。料金は2万円前後です)、②女性・2種(1.子宮・卵巣がん、2.乳がんのリスクを調べます。料金は1万円前後です)、③男性・4種(1.胃がん、2.肺がん、3.大腸がん、4.前立腺がんのリスクを調べます。料金は2万円前後です)。対象年齢は、子宮・卵巣がんは20〜80歳、前立腺がんは40〜90歳、胃がん・肺がん・大腸がん・乳がんは25〜90歳です。

検査の数値からどのようなことが分かりますか。
 AICS値は、0.0〜10.0の間の値を取り、がんである確率が高いほど、高い数値になり、ランクA・B・Cに判定されます。
 がんの有病率は約0.1%といわれています。例えば、1万人の中には10人の胃がん患者がいると考えられます。AICS値の分布からランクAには8000人中2.5人、ランクBには1500人中2.4人、ランクCには500人中5.1人胃がん患者がいると推測します。このようにランクA→B→Cの順番でがんリスクは高くなるといえます。ただし、あくまでもリスクの予想です。病気の診断ではありません。ランクCだからといって、がんと決まるわけではありません。考え方としてリスクが高いと判定されたら、しっかりと精密検査を受ける必要があるということです。
 AICSは、アミノ酸のサプリメント、スポーツ飲料、牛乳、ジュースなども控えて、食後8時間以上を空け、午前中に採血を行います。妊娠中は対象外です。