2008年12月17日水曜日

「目立たない矯正器具」について

ゲスト/宇治矯正歯科クリニック 宇治 正光 歯科医師

矯正器具が見えてしまうのが嫌という人も多いと思います。

 最近は、以前よりも歯並びを気にされる方が多くなりました。大人になってからでも「歯並びを美しくしたい」と受診する人が増えています。大人の場合は特に矯正装置が見えてしまうのがネックになって、治療に二の足を踏んでしまう場合も多くあります。また、思春期のお子さんが、見た目で嫌がる場合もあります。
しかし、でこぼこした歯並びや、上顎(あご)・下顎が出ているのを放っておいて、ずっとコンプレックスに感じるよりも、笑顔が美しい歯並びに治すほうが、自身の健康やQOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)を考えたとき、はるかに有意義です。きちんとした咬(か)み合わせになりたいという前向きな姿勢から矯正器具をつけていることに、「よく決断したな、偉いな」と思うことはあっても、否定的にとらえる人はまずいないのではないかと私は思います。
 とはいえ、仕事で接客する人など立場によって、人知れず矯正したいという気持ちは理解できます。

目立たない矯正器具はありますか。

歯の裏側、つまり舌側に矯正装置を入れる舌側矯正は、表から装置が目につきません。しかし、内側にあることから、これまでの装置は違和感が強かったり、会話や歯磨き、食事がしづらいという問題がありました。
これらの問題点を改善した舌側矯正装置が最近開発されました。

最新の舌側矯正装置の特徴を教えてください。

 最新の舌側矯正装置は、従来のものと比較して、非常に薄く、そして小さくなっています。それによって、話しづらい、食事がしにくい、舌が痛いといった、舌側矯正の不都合、不快な点が改善されました。営業、接客など人と会う仕事、話す機会が多い職業の人や、舌の違和感に対する不安などが理由で、今まで舌側矯正へ踏み切れなかった人にも、治療を受ける方が出てきました。
矯正治療に年齢は関係ありません。自身の歯並びに気になることがあったら、ぜひ一度矯正専門の歯科医に相談してください。