2007年9月5日水曜日

「季節の変わり目の体調不良とその原因」について

ゲスト/円山リラクリニック 森田 裕子 医師

季節の変わり目に体調を崩す人が多いと聞きますが。

 季節の変わり目、とくに夏から秋へと移る今の時季は、日中の残暑に比べて朝晩が冷え込み、一雨ごとに寒くなるなど不安定な天候になりがちです。そんな天候に体がついていかず、体調を崩す人が増えます。不眠、頭痛、腰痛、肩こり、うつ状態、胃腸の不調など、症状は人それぞれ。ヘルニアや変形性関節症など慢性の痛みを抱える方は、痛みが悪化することもあります。
 また、気候の変化に加えて、体調に大きな影響を与えると思われるのはストレスです。環境の変わる事が多い春の時季から夏にかけて我慢して乗り越えてきたものが、秋口の冷え込みや不安定な天候と重なり、体の症状となって現れてくる時季でもあるのでしょう。
 女医であるせいか、私の元へは20~30代の働く女性や家庭の主婦などが多く訪れますが、全体としては働き盛りの男性、中高年の方など、世代や性別に関わらずストレスを抱えている人が多いのが現状です。 季節の変わり目に体調不良を感じる場合は、このように複合的な要因があるケースが多いようです。したがって「数軒の病院を受診して異常なしと診断されたが、やはりつらい」、あるいは「どの病院へ行ったらよいか分からない」という声が多く聞かれます。

具体的な治療法について教えてください。

 みの治療については、神経ブロック治療、中国鍼(はり)を使用した鍼治療、体の内部まで温めて血行を促進することで痛みを和らげる光線治療などがあり、個々の症状や痛みの原因に合わせて行います。いずれも保険診療が可能です。安定剤や眠剤などによって痛みが緩和され、短期間で精神的に楽になる人も多く、心の痛みと体の痛みには密接な関係があることがわかります。最近体調がおかしいと感じたり、原因がはっきりしない痛みがある場合は、「痛みの治療」をするペインクリニックか、かかりつけの医師に相談することをお勧めします。一人で我慢せず、早めに治療することで、悪化を抑えることが重要です。