2007年3月7日水曜日

「ホワイトニング」について

ゲスト/E-line矯正歯科 上野 拓郎 歯科医師

歯を白くする方法を教えてください。

 矯正治療で歯並びがきれいになると、「歯の色が気になる」という人が多くなります。歯の色は肌の色と同じで、個人差があります。また歯の色に影響をあたえるものにお茶やコーヒー、コーラ、タバコなどの外的要因もあります。気になる歯の色は、歯科医でクリーニングやホワイトニングすることによって、程度の差はあっても白くきれいにすることが可能です。難しいのは、歯の神経がダメージを受けていたり、抗生物質など今までに飲んだ薬の影響で変色していたりする、内部からの変色の場合です。この場合に、ホワイトニングでは十分な効果が得られないことが多いです。一時的な方法として、歯のマニュキアもありますがあまりお勧めできません。ホワイトニングでも白くならない性質のものでは、セラミックなどを用いて白くする方法がありますが、健康な歯を削らなければならないという欠点があります。

ホワイトニングについて教えてください。

 歯のホワイトニングには、大きく分けて2つの方法があります。歯科医で行う「オフィスホワイトニング」と、歯科医の指導のもと、自宅で行う「ホームホワイトニング」です。オフィスホワイトニングは、歯に薬品を塗り、特殊な光線を当てて、歯を白くする方法です。処置時間は1時間程度で、2週間から1カ月間隔で3回ホワイトニングを行います。歯の汚れや黄ばみが消えてきれいになりますが、管理が良くても1年程度で再着色が起こります。できれば、オフィスホワイトニング後に定期的なケアとしてホームホワイトニングを行うと、きれいな白い歯が維持できます。
 ホームホワイトニングは専用の薬剤を使って自宅で行います。歯の形に合わせて作ったマウストレーにジェルを入れ、歯にかぶせて2時間程度装着します。これを繰り返すことによって、自然な白い歯になります。都合の良い時間に行えるのが魅力です。回数や期間は薬剤の濃度や効き方によるので、歯科医と相談しながら進めるといいでしょう。すぐに着色することはありませんが、コーヒーやタバコによる再着色があった場合は、定期的に行うといいでしょう。
 ホワイトニングは、すべて健康保険の適用外になります。料金や自身の着色の原因、効果などについて、納得のいくまで担当医に相談してから行うことをお勧めします。