2006年1月18日水曜日

「健康診断」について

ゲスト/北海道大野病院附属駅前クリニック 古口健一 医師

健康診断について教えてください。

 重大な疾患を予防するためにも、健康診断は重要です。サラリーマンの場合、事業所健診が年に1、2度あり、費用は事業者が負担します。主婦や高齢者、自営業者などは、札幌市の場合40歳以上なら「すこやか健診」を1200円の負担で受けることができます。内容は、問診、身体計測、聴打診、血圧測定、尿検査、血液検査、心電図検査、場合により、胸部X線撮影などが追加されます。また、胃・大腸がん、子宮がん、乳がん、肝炎ウイルス、肺がんなどの検診にも補助があります。詳細や金額については、関係機関にお問い合わせください。いずれも70歳以上、低所得世帯は費用が免除になります。そのほかの人間ドックなどの付加健診は、加入している保険、組合、共済などから補助がある場合もあります。

健康診断で異常が見つかった場合は、どうすればいいですか。

 健康診断(一次健康診断)で異常な所見が認められた場合、二次健康診断で精密検査・再検査を行います。健康保険を利用する場合は、会社か本人が負担します。労働保険加入者では労災保険二次健康診断が適応される場合があります。検査や負担金などが分からなければ、遠慮なく病院に尋ねましょう。分からない単語や、数値の意味なども、どんどん質問してください。検査の結果、専門医の受診・治療が必要で
あれば、適した病院を紹介します。検査が重複する場合もありますから、データや画像など、借りられるものは持参すると、費用と時間の無駄を省けます。病院によっては、紹介状がないと受診できない場合もあるので、紹介してもらってからの受診が基本になります。しかし、もし紹介状がなくても、「この病院で診てほしい」という希望があれば、病院に直接尋ねてみてください。最近はインターネットや本などで情報を得る患者さんも少なくないため、病院側も対応してくれる場合が多いです。
 病気の治療は早ければ早いほど効果が高く、期間も短く、医療費も安くすみます。40歳を過ぎたら、積極的に健康診断を受けてください。